母逝去

このブログで書こうか迷いましたが、一応私たちの日記でもあるので、書き留めておくことにしました。

母が先日、天国に旅立ちました。

母は昨年末に肺がんと診断され、およそ10ヶ月の闘病生活を過ごしていました。幸いにも、この10ヶ月はたくさん看病が出来たし、父と母は今までにない2人の時間を過ごすことが出来たようです。

私たちも母の手をたくさん握りました。母の背中やふくらはぎをたくさんさすりました。母に声をたくさんかけました。

こんな時間を持てたことに感謝です。また、最期を看取ることが出来たのでよかったです。まだまだ親孝行をしたかったことが心残りですが、精一杯生きることが親孝行だと思うので、母に笑われないように今後の人生を過ごしていきます。

農家になってこんなことを教わりました。「やれることをやったら、あとはなるようにしかならない。全て受け入れて前に進むしかない」自然相手の職業で、人がやれることはほんのわずかです。“何事も受け入れる覚悟”は東京で暮らしていた頃より強くなりました。

これからは母が近くで見ていると思うので、より一層気を引き締めて果物作りに励んでいきます。

最後に母のために最善の治療を施していただいた主治医の先生と訪問診療の先生、それに医療スタッフの皆様、ありがとうございました。そして、生前、母に関わっていただいた全ての皆様に感謝申し上げます。今後も我々を暖かく見守っていただければと思います。